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皆さん、こんにちは。
〇〇と申します。

本日、このような素晴らしい日本語スピーチコンテストに参加できることを、大変光栄に思います。

今日は、
「忘れるほど、心に残った日」
というテーマで、私が日本で経験した、忘れることのできない出来事についてお話しします。

どうぞよろしくお願いいたします。

日本に来てから、私は日本語を学びながら、数えきれないほど多くの新しい挑戦を経験してきました。

その中でも、最も緊張し、そして最も深く心に刻まれたのが、初めて日本語スピーチコンテストの舞台に立った時のことです。

少し私自身についてお話しすると、私はもともと無口で、人前に出ることが得意な性格ではありません。
大勢の中にいるより、一人で静かに過ごす方が好きで、人前で話すことにも強い苦手意識がありました。

だからこそ、私は自分の弱さをよく理解していました。
そのため、本番の日に向けて、何日も前から原稿を繰り返し読み返し、発音を練習し、できる限りの努力を重ねました。

「ここまで頑張ったのだから、きっと大丈夫。」

そう自分に言い聞かせながら、本番の日を迎えました。

しかし、理想と現実は、まるで違いました。

本番が始まると、最初は驚くほど順調でした。
練習してきた通りに言葉が自然に出てきて、自分でも少し安心していました。

ですが、その順調さが逆に、心の奥に強い不安を呼び起こしました。

「本当にこのままで大丈夫なのか。」
「失敗するかもしれない。」
「全部忘れてしまうかもしれない。」

そんな否定的な感情が、突然心を支配したのです。

そして私は、その不安に飲み込まれていきました。

私は緊張し始めました。
その緊張は少しずつ大きくなり、
ついには声の震えからも分かるほどになっていきました。

私はいくつかの言葉を忘れ、
次第に文章そのものを忘れ、
そして最後には、その先に続く全ての内容までも忘れてしまったのです。

頭の中は真っ白になりました。

会場を包む静けさ。
激しく鳴り響く心臓。
震える手。

「終わった……」

そう思いました。

物語のような奇跡は起こりませんでした。
現実は、思っていたよりもずっと厳しかったのです。

結果として、私は失敗しました。

ですが、その失敗した私に、会場の皆さんは温かい拍手を送ってくださいました。

その拍手は、失敗を責めるものではなく、
挑戦した私を優しく励ますものでした。

私はその瞬間、胸が熱くなりました。

失敗してもいい。
大切なのは、挑戦したことそのものなのだと、初めて心から感じました。

そして、その温かい拍手があったからこそ、
私は今日、再びこの場所に立ち、
自分の失敗の続きを、新しい挑戦として語ることができています。

私は日本で、
失敗は終わりではなく、
次の一歩へ進むための大切な始まりなのだと学びました。

あの日、全てを忘れるほど緊張した経験は、
今でも鮮明に心に残っています。

けれど、それ以上に、
その失敗を受け止め、励ましてくれた温かさこそ、
私の心に最も深く刻まれています。

本日は、私の少し不器用で、少し悔しくて、
でもかけがえのない「失敗の物語」を聞いていただき、
本当にありがとうございました。

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