僕の話‐17
「これ、見たんだね。」
昼休みの高橋先生しかいない職員室に入った時、すぐに 先生の手からのアノ写真が見えた。
「は はい、さっき 友達が見せたんです。」と言い澱むと、先生のマジな目を見て、声が小さくなってしまった。
「これが学校中の全員に見られたら、俺たちは出られちゃうよ!お前も卒業できなくて、就職もできないのよ。大学には先生と学生の恋愛は禁止だからね。」先生は心配な声で言った。
「せ 先生も・・・仕事をなくしてしまうんです。」心配で、怖い僕は何をするか分からない。
先生とのうわさになったら、悪いことが出てきちゃって。
「目前のできることはあのうわさを止めることだ。 出来る限り早期!」
「でも、どう そうできるんですか。クラスメートはもう写真をもらえました。」
「そうだね。」ため息をついて、先生は思い込んでしまったそうだ。
「ぼ 僕はせっかくこの大学に入ったのに、出られたら、どうしよう・・・」兄のこと思い出して、親のがっかり顔を思い出して、理由も分からなく泣き始めた。たぶん昔から泣き虫だったのね。
「あれっ?泣くの?」そう見える先生も慌てて、「もう泣かないで。俺、この問題、解決するから、ね。」前よりずっと優しい声で僕をあやしてくれた。
僕は子供みたいに先生の胸に大声で泣く。
しばらくして、泣きつかれて、先生は僕を抱きしめたまま、優しく僕の背中をたたいていた。
「良くなった?」その変わらない優しい声、変わらない暖かさに僕は落ち着かれた。
目をこすり、「僕、教室に戻ります。」といって、先生から離れる。
「まだ時間があるよ。ここにいてね。」先生は僕の頭をなでる。
「で でも、見られたらあまり良くないですよね。」
「山下さんに会いに行こうか。俺は彼女と話してみるからね。安心して。」
「分かりました」
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「へっーぇ?消すのですか?」厚い眼鏡のかけている山下さんは驚いて聞いた。「せっかく撮ったのに、・・・」
「でも、先生逹に見られたら、僕逹の二人は学校を出られちゃうよ!お願いするから!」
「でも。。。」
「君、山下さんだよね。この写真を消すために、僕、何でもするから、条件は?」先生はもう落ち着けなさそうで、厳しい声で話している。
「な、何でも?」山下さんは考え込んで、しばらくして言った。「なら・・・すぐここで先生、聖川さんにキスしてあげましょうか?考え直しますから。」BLに興味のある山下さんは怖い!
「そして、皆にこの写真は偽物だって言ってくださいな。そうしなかったら、君の点数がすぐに減ってくるよそして、誰にも聞かさないでよ!」先生の声も怖い!
「それはいいです。では、はやくしてください!わくわくしていま~す!」
絶対この人を呪うよっ!
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